ドラマ「母になる」

ドラマ「母になる」を見て、めちゃめちゃ泣いた。

すごい共感した。



啓くんのことも、お腹の子供のことも大好きだけど、「まだまだ友達と遊びたかった」「お腹を気にせず走ったり飲みに行ったりしたい」「まだ独身で遊びたかった」「まだ子供は早かったかな」
そう思うことは何度もあった。


だってまだ私22歳だもん。


でも、絶対に啓くんがいなくなったら嫌だし、お腹の子が元気に生まれてこなくちゃ嫌だ。

どっちもいなくなったら絶対泣いちゃうし、立ち直れないと思う。




結婚して、毎日啓くんの帰宅に合わせてご飯を作る。
朝から学校に行って、夕方から夜の0時までバイトして、クタクタで帰ってくる啓くんには家でくらいゆっくり過ごしてもらいたい。



啓くんより先に起きてお弁当を作る。働いてる時でもそれは変わらなくて。
同い年の子はもっと気楽に好きな時に好きなもの食べて、
ご飯の時間でも「今お腹減ってないしな」と思ったら作るのめんどいしって食べなかったり。そういうことができたのにって。

赤ちゃんがいなければ、大好きな紅茶はいくらでも飲める。
啓くんがいなければ栄養バランスなんか考えずに手抜き料理ばっかりして楽できる。




そう思うことはめちゃめちゃある。

けど、やっぱり今が幸せなんだ。

めんどくさいご飯を作って、それを美味しいって食べてくれる啓くんがいることが。

安眠妨害でボコボコお腹蹴ってくるお腹のおチビの力が少しずつ強くなって行くことが。




社会人の私と大学生の旦那だから、
休業してたときだって貯金を崩して家計費や赤ちゃん用貯金箱にお金を入れなきゃいけなかった。

いつまでつわりが続くのか、いつまた働けるようになるのかなんてわからなかったから、そう思うと無駄遣いなんてできなくて。自分の自由にできるお金なんて本当になかった。中学生の頃のお小遣いほどもなかった。

いまも何時赤ちゃんになにがあるかわからない。そう思うと独身時代からの貯金してるお金を使う気にはなれない。



だけど、キッチンの隅で野菜のあたまを育ててみたり、旦那の部屋の一人暮らしのときからある汚れを掃除してみて綺麗にしたとドヤ顔してみたり。

そんな些細なことが幸せ。



いまこの幸せに感謝して、毎日生きなきゃいけない。



平凡な毎日をくれてありがとう。


これからもずっと一緒に平凡に生きていきましょう。